ワーグナーとヴェネツィア
●携帯ニュースで、ヴェネツィアのサンマルコ広場が水びだし。洪水警報もでているというのをみた。昼休みに。
●イタリアンレストランのサイゼリアでパスタを食って。エスプレッソをすすっているまさにそのときだった。
●ヴェネツィアといえば、イタリアの名所。ワーグナーを思い出し、近所のカワイでトリスタンとイゾルデのスコアを買った。小さいスコアだが、内容は充実。なんとなく音が思い浮かびます。帰りの地下鉄でスコアをひらけば、あら、不思議。ウオークマンもアイポッドもないのに、音が頭の中に思い浮かび、感動です。下手なレコードより感動です。スコア。おそるべし。
●オーケストラのスコアをみて、不思議なのは、弦楽の欄がバイオリン。ヴィオアラ。チェロと、わかれているのは、いいが、その音符を何十人もの奏者がかなでているということが、ぱっとみて、わからない。ウインド系の音符はそう。みんなそう吹く。しかし、あの弦楽系の何十人の音。何十台の楽器をヴァイオリン1、2.ヴィオラ。チェロ。コントラバス。の五つだけのシーケンサーであらわすというのは、現実的に、はたしてその五つだけの音が鳴っているのかといえば、そうではないわけで、なんか不思議。一つの楽器の音が何十台もあつまるということは、それぞれの楽器の音色が違うのが集まるということで、細分化していけば、本来オーケストラのスコアにかききれない、ということになります。音の共鳴ということについては、スコアには書いていないわけで、多くの音楽家たちはその共鳴による音の拡がりを計算して、楽譜をかいたことでしょうが、スコアには共鳴についての記述が、音程についてのものだけであり、音程の概念だけではとらえきれない音に関しては演奏者の裁量にまかされてしまっているのが実情でしょう。
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